鮮やかな緑と日差しが目にまぶしい季節になってきたぶ~
季節ごとに色とりどりの季節の花が咲いて、一見穏やかに見える武家屋敷群だけど、実は色々な謎や秘密が隠されているみたいなんだぶ~!
じゃぁ、さっそく、その謎に挑むべく、出発するぶ~!
おつ、向こうにお仮屋馬場とお堀が見えてきたよ。
お堀の水は、背後にある城山からのきれいな山水なんだぶ~。
お仮屋馬場の幅は、12.6メートルあって、ここで武士たちが乗馬や武術の訓練をやっていたんだって。
案内板の図を見ると、入来麓武家屋敷群の周囲は、西に中世の山城である清色城、北に向山、東に清色川が流れて堀の役割を果たしていて、天然の城塞になっていることが分かるぶ~。
入来の武家屋敷は、防衛上、色々な工夫がされているんだぶ~。
例えば、この武家屋敷のように、入り口から母屋まで、一回あるいは複数回、折れ曲がってたどり着くようになっている所が多いんだぶ~。
玉石垣の上には、生垣として、また自宅でお茶を飲む為として、茶の木が植えられている場合が多いけど、実は外から屋敷内を見えにくくする意図もあるんだって。
さて、突然だけど、今、ボクがどこにいるか分かる?
ここだよ、ここ~!
玉石垣の途中のくぼんだ所に隠れていたんだぶ~。
入来武家屋敷群には、こういった堀つぼって呼ばれるところがいくつかあるんだよ。
この堀つぼ、敵を待ち伏せするために作られたのではと言われているんだけど、本当の所は、分かっていないんだぶ~。
【後編へ続く!】
【記事協力:謎のおごじょさん】